東京メトロ日比谷線の初代車両で、丸みを帯びた先頭車の形から「マッコウクジラ」の愛称で親しまれた電車3000系が、譲渡を受けて唯一走っている長野電鉄から2022年までに引退する予定になったことが3日、分かった。1961年に登場して60年近く駆けてきた人気の車両だけに、鉄道愛好家らから引退を惜しむ声が出そうだ。

 3000系はステンレス製で、ゆがみを目立たなくするために「コルゲート」と呼ばれる波板を取り付けた外観が特色。自動列車制御装置(ATC)を日本でいち早く採用した先進的な車両として注目され、当時の営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線で94年まで活躍した。