東京電力福島第1原発事故による住民避難が続く福島県大熊町の帰還困難区域で22日、田植えが行われた。将来の営農再開へ向けたデータ収集が目的。県によると、同区域内でのコメの試験栽培は初めて。

 同原発から約5キロ南西にある約900平方メートルの水田で、約2年後に避難指示が解除される特定復興再生拠点内にあり、除染が終わっている。

 事故後に放置され一時は木も茂っていた田んぼで、田植え機を使い苗が次々に植えられた。町農業委員会の根本友子会長(72)は「一歩踏み出せた。この動きを営農再開につなげたい」と話した。