広島市中区の平和記念公園で20日、原爆慰霊碑下の石室に納められている31万9186人分、計117冊の原爆死没者名簿を外気に当てて湿気を取り除く「風通し」が行われた。毎年梅雨入り前に市職員が名簿に破損がないかなどを確認し、石室内を清掃している。

 原爆が投下された午前8時15分、市職員19人が黙とうをささげ、作業を開始。慰霊碑前に敷いた白い布の上に名簿を並べ、1枚ずつ丁寧にページをめくった。

 市によると、名簿は和紙でできており、名前と亡くなった年月日が記載されている。毎年更新されていて、昨年の風通しから5068人分が追加された。