【サンパウロ共同】ブラジルのタイシ保健相が15日、辞任を表明した。地元メディアによると、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症の治療に勧めている抗マラリア薬を巡り、全面使用を求める右翼ボルソナロ大統領と対立し事実上更迭された。

 前任のマンデッタ保健相も新型コロナ対策を巡る大統領との対立から更迭されタイシ氏は4月17日に就任したばかりだった。ブラジルの感染者が20万人を超える中、保健行政の混乱が続いている。

 ボルソナロ氏は私淑するトランプ氏に倣い抗マラリア薬のクロロキンを治療の初期段階から使用できるよう規則の変更を要求したが、タイシ氏は反対していた。