山口県宇部市の宇部中央消防署の松永拓也さん=当時(27)=が昨年1月、職場でのパワハラを告発する遺書を残し自殺した問題で、遺族が求めた心理専門職を加えた原因究明の再調査について、宇部・山陽小野田消防局が「職能発揮は困難」として断ったことが13日、関係者への取材で分かった。専門家は遺書に基づき調査できるとして、判断を疑問視している。

 消防局側は遺族側への文書で、精神科医と臨床心理士に調査ができるかどうか確認した結果、松永さんが死亡したため面接や検査ができず困難との回答を得たと説明。局として心理専門職が職能を発揮するのは難しいと判断したとしている。