財務省が13日発表した3月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比32・1%減の1兆9710億円となり、5年9カ月連続で黒字を維持した。新型コロナウイルスの影響で主要項目の黒字幅が軒並み縮小し、世界的な経済活動の停滞を反映した。

 外国人が日本で使うホテルや娯楽費などの「収入」と日本人が海外で使う「支出」の差し引きを示す旅行収支は、訪日外国人客の急減で黒字が86・5%減の245億円と大幅に悪化した。

 経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支の黒字額は85・2%減の1031億円。