豊臣秀吉(1537~98年)が最後に築いた城「京都新城」跡とみられる石垣や堀、金箔瓦が京都御所(京都市上京区)の発掘調査で初めて見つかり、市埋蔵文化財研究所が12日、発表した。当時は太閤御所や太閤御屋敷、新城と呼ばれていたが、文献史料も少なく、実態不明の「幻の城」だった。

 晩年の秀吉は、伏見城(京都市)や大坂城(大阪市)などに住んでおり、朝廷があった京都をどのように捉えていたのかなど、政権構想がうかがえる遺構だという。

 京都新城は当時の公家の日記などから、東西約400メートル、南北約800メートルの広大な敷地とされるが、詳しい構造は不明。