東京電力ホールディングスの川村隆会長(80)が退任することが28日、分かった。関係者によると、高齢などを理由に退任の意向を示していた。就任から約3年で経営改革に一定の役割を果たしたと判断したとみられる。後任選びは難航しており、会長職は当面空席となる。東電は30日にも開く取締役会で退任を決める。

 川村氏が務めていた取締役会議長は、元三井物産会長で東電の社外取締役の槍田松瑩氏(77)を起用する方向だ。

 東電の会長は福島第1原発事故で事実上国有化されて以降、社外から招いてきた。川村氏の退任の意向を受けて国は後任探しに着手していたが引き受け手は見つかっていない。