【カイロ共同】深刻な財政危機に陥った中東レバノンは9日、外貨建て国債12億ドル(約1200億円)の償還期限日を迎えた。ディアブ首相は外貨準備高が底を突いたとして支払いを保留する考えを示しており、デフォルト(債務不履行)となれば同国で初めて。昨年10月からの大規模反政府デモで社会、経済は混乱しており、さらに打撃を受けそうだ。

 レバノンはキリスト教やイスラム教など各宗派勢力が入り組んだモザイク国家で、国家予算が各勢力に配分され、ばらまかれているとも指摘されている。シリア内戦での難民流入に加え、観光や金融業の低迷もあり、財政難に陥っていた。