新型コロナウイルス感染症対策を検討する政府専門家会議が「1~2週間が急速な拡大か終息かの瀬戸際」との見解を発表してから9日で2週間となるが、事態は好転せず、経済活動は停滞している。景気への打撃は、世界同時不況を招いた2008年の金融危機リーマン・ショックに匹敵し、日本経済は長期低迷するのではないかとの声が専門家から上がる。

 旅行業界は大きな痛手を負っている。政府の調べでは、2月20~28日に国内外への旅行をキャンセル、延期した日本人は38万1千人に上った。SBI証券の田中俊シニアアナリストは「旅行や出張の自粛で旅行会社は商売にならない」との見方を示す。