【イスタンブール共同】トルコとロシアの合意で6日に停戦が始まったシリア北西部イドリブ県では、重要な交通網の支配を巡りトルコが譲歩し、シリアのアサド政権が優位を固めた。戦闘を繰り返してきたトルコ軍とシリア軍の間で停戦が守られるかどうかは不透明で、一触即発の緊張が続く。

 イドリブ県はシリア反体制派の最後の拠点。反体制派支援のトルコ軍と、ロシアを後ろ盾とするシリア軍の交戦が激化。双方に多数の死傷者が出た。避難民も急増し、人道危機の懸念が強まっている。

 合意では、イドリブ県を走る道路「M4」に沿って幅12キロの安全地帯を設け、ロシア軍とトルコ軍がパトロールする。