タレントのデヴィ夫人の傘寿を記念する企画展「デヴィ・スカルノ展 わたくしが歩んだ80年」が10~18日に東京・松屋銀座で開かれる。デヴィ夫人は「今までテレビを通してしか私を知らなかった方に、全く違った観点で見ていただける機会です」と来場を呼び掛けた。

 自宅に保有するオブジェや自作の絵画のほか、写真と手紙、パリ社交界で着用したドレス、アクセサリーなど計200点以上を公開。自宅サロンを再現したコーナーもある。

 特に注目してほしい物はスカルノ大統領から受け取った指輪やイヤリングなどのアクセサリーセットとデヴィ夫人。1959年に初めてインドネシアを訪れ、現地で迎えた誕生日に贈られたという。金やルビー、ブラックサファイアでできており、「インドネシアの民族衣装に実に合うんです」と強調する。

 19歳でスカルノ大統領と出会い、その後、インドネシアで結婚。27歳の時に娘を日本で出産後、政変のため、フランスに亡命。パリ社交界では“東洋の真珠”ともてはやされたといい「本当に激動の人生でした」と振り返る。

 テレビのバラエティー番組での活躍が目立つ。空中ブランコやイルカに乗ってサーフィンをするなど、さまざまなチャレンジをしてきた。体を張るのは、60歳になった時、余生を楽しく、タレントとして全うすると決心したからだという。「何か未知のことに挑戦し、それができたときの達成感と喜びは何事にも代えられません」

 80歳を迎えた心境を尋ねると、「私はまだあと20年は生きられるなと思っています」と語り、ほほ笑んだ。