闘病の末、今月亡くなった女性を含め14人が犠牲となり、6千人以上が重軽症を負った1995年の地下鉄サリン事件から20日で25年を迎えた。大きな被害が出た東京メトロ霞ケ関駅では、発生時刻とほぼ同じ午前8時に、駅員らが黙とう。同駅助役だった夫一正さん=当時(50)=を亡くした高橋シズヱさん(73)が献花に訪れ、「25年間は、それまでの生活とは全く違う体験をしてきた。これからは静かに主人との思い出を振り返りたい」と語った。

 高橋さんが代表世話人を務める被害者の会などは毎年3月、事件を伝える集会を開いてきたが、最後の開催と決めた今年は新型コロナの影響で中止した。