日銀の黒田東彦総裁は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて混乱する金融市場の安定化に向け、異例の緊急談話を発表した。「今後の動向を注視し、適切な金融市場調節や資産買い入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針だ」とした。2日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が乱高下し、外国為替市場では円高ドル安が急速に進んだ。

 株式市場では、新型肺炎拡大が経済に及ぼす悪影響を懸念する売り注文が先行し、日経平均株価は一時300円超下げて節目の2万1000円を割り込み、約半年ぶりの安値を付けた。ただ日銀総裁の談話公表後に上昇に転じた。