1964年の東京五輪で使われた聖火台が16日、埼玉県川口市からトラックに載せられて出発した。旧国立競技場の解体に伴い、製造元である川口市内で昨年10月から展示されていた。約1カ月の整備期間を経て、4月上旬から東京都新宿区の国立競技場の東側ゲート正面に設置される予定。

 聖火台は、川口市の鋳物師鈴木万之助さんと三男の文吾さんが、1958年に東京で開催されたアジア大会のために製造し、東京五輪でも使われた。競技場の解体後は宮城、岩手、福島各県でも展示された。

 作業員が、川口市のJR川口駅前に設置された展示用の台座から聖火台をクレーンでつり上げて取り外した。