奈良市の東大寺二月堂で12日、古都の伝統行事「お水取り」の名で知られる「修二会」に、ひときわ大きな籠たいまつが登場した。寺は新型コロナウイルスの問題を考慮し、参拝者にホームページで感染予防への注意を促した上で、例年通り実施した。

 たいまつは、練行衆と呼ばれる修行僧の道明かりとして、本行が始まった1日から14日まで毎晩ともされる。12日のみ使われる籠たいまつは長さ約8メートル、重さ約60~70キロ。

 燃える籠たいまつを担いだ童子らは12日午後7時半ごろ、入堂する練行衆を導いて現れた。たいまつを欄干から突き出し火の粉が舞うと、マスク姿の参拝者らが沸いた。