滋賀県草津市の黒土遺跡で、飛鳥時代末―奈良時代前半(7世紀末~8世紀初頭)に大型の金属製鍋釜などを製造した鋳造遺構が発掘されたと同市教育委員会が11日発表した。市教委によると、同様の遺構は奈良県明日香村の川原寺跡と草津市の榊差遺跡でしか見つかっておらず、最古級という。

 直径約1・4メートルの円形の土坑は赤く焼けていた。鍋釜用の鋳型の下部とみられ、製品は口径1・15メートル以上の大型品と推定できるという。また、鋳造後に炉壁を捨てた穴などが発掘された。他にも鋳型の一部とみられる土の塊や、鋳造の際に使われた木炭片なども見つかった。