里山などに生息する国内最大の水生昆虫タガメの売買や販売目的の捕獲が、10日から禁止される。業者による乱獲が後を絶たないためだ。カエルや魚などを獲物にし「田んぼの王者」とも呼ばれるタガメ。かつては全国各地にいたが、近年は姿を見るのも困難になった。規制導入で、減少を食い止められるのか。

 環境省によると、2015~19年にオークションサイト「ヤフオク!」で販売されたタガメは1528件。うち142件が「天然」など野外捕獲をうたっていた。

 タガメは飼育繁殖も可能だが、餌の豊富な野外で育てた方が大きく成長しやすいとされ、高値がつく傾向がある。