ソフトバンクの機密情報漏えい事件で、警視庁公安部に逮捕された元社員から情報を受け取った疑いがある在日ロシア通商代表部職員で外交官の男が10日、成田空港からロシアに向けて出国した。捜査関係者によると、男は通商代表部ナンバー2のアントン・カリーニン代表代理(52)。公安部は、不正競争防止法違反の教唆容疑でカリーニン氏を書類送検する方向で検討している。

 捜査関係者によると、カリーニン氏は昼すぎの便で成田空港から出国。警察当局は外務省を通じ、在日ロシア大使館に対し、同氏と2017年に帰国した40代の元職員の男を警視庁に出頭させるよう要請していたが、応じなかった。