福井県の石川与三吉県議(89)が、地元敦賀市の建設会社「塩浜工業」が請け負う工事を視察する名目でカラ出張を繰り返したとされる疑惑で、工事現場の担当者が10日、共同通信の取材に対し「本社から『石川県議は現場に行かないが、視察したことにしておいてほしい』と指示された」と証言した。

 石川氏は7日、取材に「行っていない」とカラ出張を認めたが、翌8日の県議会事務局の聞き取りには、架空の疑いがある44回の出張について「全て行った」と疑惑を否定。訪問した根拠は示しておらず、疑惑を深める新たな証言が出たことで、具体性のある説明を求める声がいっそう強まりそうだ。