財務省が10日発表した2019年の国際収支速報で、旅行者のお金の出入りを示す「旅行収支」の黒字額が前年比9・1%増の2兆6350億円と過去最高を更新した。日韓関係の悪化で韓国からの旅行者は減少したものの、中国や欧米など幅広い地域から日本を訪れる人が増加。ラグビー・ワールドカップ(W杯)も追い風となった。

 ただ20年は、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大による中国人観光客の減少なども懸念され、先行きは楽観視できない状況だ。

 訪日客の増加に伴って15年に初めて黒字となり、その後も増加基調が続いている。