アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表として活動中に凶弾に倒れた医師中村哲さんの功績を世界に発信しようと、政府が自伝を英訳し、米国など55カ国以上の大学図書館や研究機関などに寄贈する準備を進めている。担当者は「世界の融和を促してきた中村さんの言葉や生きざまを伝えたい」と意気込む。

 内閣府が進める書籍の翻訳出版事業「JAPAN LIBRARY」の一環で、英訳されるのは2013年刊行の「天、共に在り」(NHK出版)。自らの生い立ちやアフガンなどでの医療支援活動、水源確保のための井戸掘りや用水路建設に取り組んだ様子をつづった。