例年冬に市街地で増えるカラスのふん害に歯止めをかけようと、青森県八戸市は、カラスが仲間に警戒を呼び掛ける際の鳴き声を使って追い払う作戦を始めた。これまで有効な手段は確立されておらず、関係者は「画期的対策になり得る」と期待を寄せている。

 「ガアー、ガアー」。市中心部の立体駐車場に設置されたスピーカーから30分おきに、切羽詰まったような音が響く。天敵を見つけた時などに出す警戒の声だ。夕暮れ時となっても、カラスはほとんど見当たらない。近所で洋服店を営む50代女性は「ふん掃除の必要がなくなった」と喜ぶ。