東日本大震災など頻発する大規模災害を受け、文部科学省は国立の大学と高専が所有する練習船について、支援物資や避難者の輸送に活用できるよう新船を順次建造していく方針を固めた。同省への取材で28日分かった。コロナ禍を踏まえ、感染症に対応した設備の充実も図る。

 水産系や商船系の7大学と5高専が計18隻の練習船を所有。漁業や操船実習、海洋研究などに利用している。道路事情に左右されず目的地に物資を運搬し、水や電源を供給できる強みを生かした被災地支援が期待される。2011年の東日本大震災では、長崎大の「長崎丸」が福島県いわき市と岩手県宮古市に水や衣類などを運んだ。