【マニラ共同】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の検察局は25日までに、フィリピンのドゥテルテ政権が進めている麻薬犯罪容疑者の超法規的殺害を巡り、人道に対する罪が犯されたと確信する「合理的な根拠がある」とする報告書を公表した。正式捜査に乗り出すかどうか、来年前半にも判断する。

 来年1月には、フィリピンの麻薬犯罪対策に厳しい姿勢を取ったオバマ前米政権で副大統領を務めたバイデン氏が米大統領に就任する。ドゥテルテ大統領が捜査対象になれば、麻薬対策での変わらない人権無視の状況に、米国など国際社会からの非難が再燃しそうだ。