広告大手電通の新入社員高橋まつりさん=当時(24)=が長時間労働やパワーハラスメントに苦しんだ末、自殺してから25日で5年となり、母幸美さんが手記を公表した。国や企業にさらなる対策を求め「国は本気で過労死等の防止に向き合い、これ以上私たち母娘のような犠牲者を増やさないでください」と訴えた。

 まつりさんの死後、2019年度から残業時間の上限規制を柱とする働き方改革関連法が施行された。ただ手記では19年に仕事が原因で自殺した人が依然として2千人弱に上ると指摘。長時間労働などの禁止や勤務間インターバル制度の義務化を通じ「過労自殺をなくしてほしい」と呼び掛けた。