【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は23日、競泳男子五輪金メダリストの孫楊(29)=中国=によるドーピング検査妨害を巡り、同選手に科されていた8年間の資格停止処分をスイス連邦裁判所が無効にしたと発表した。係争はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に差し戻しとなり、孫楊は東京五輪出場の道が残った。

 12年ロンドン、16年リオ両五輪で金メダルの孫は、18年9月に自宅で抜き打ち検査を受けた際に警備員が血液検体の容器を壊したとされる。WADAの訴えを受け、CASが2月に資格停止8年とする判断を下した。孫は処分の見直しを求めスイス連邦裁に上訴していた。