干支が「丑」の2021年が近づく中、福島県会津若松市の民芸品店では、牛をかたどった会津地方の伝統工芸品「赤べこ」の制作が佳境を迎えている。赤べこには疫病よけの願いも込められている。新型コロナウイルス感染拡大を受け、疫病退散や厄よけの贈り物として買っていく人が増えている。

 同市の荒井工芸所では18日、体長約10センチの赤べこの組み立てや色づけが手作業で行われていた。棚には12年に一度販売する松竹梅をあしらった桃色の「ももべこ」もずらり。荒井政弘さん(45)は「丑年はいつも例年より注文が増える。今年も注文受付を取りやめたほどです」と話した。