経済産業省が脱炭素化社会の実現に向け、水素の消費量目標を2050年に現状の10倍となる年2千万トンとする方向で検討を進めていることが18日、分かった。大手電力会社に火力発電での水素活用を促し二酸化炭素(CO2)発生量を抑える。目標は年内に策定する実行計画に盛り込む方針。

 現状の消費量は年200万トン程度だが、経産省は水素で走る燃料電池車の普及とともに、火力発電で天然ガスに水素を混ぜて燃焼させる「混焼」技術の活用を促し、30年に年300万トンまで拡大させる考え。

 水素は水や化石燃料など多様な資源から生成が可能で、利用時にCO2が発生しないのが長所。