原子力規制委員会は17日、規制委の審査に不備があるとして関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決を不服として、国側が控訴したと明らかにした。規制委は16日、定例会合で審査は妥当だとする見解をまとめている。

 判決は「規制委の判断は地震規模の想定で必要な検討をせず、看過しがたい過誤、欠落がある」と認定。地震規模の算出に用いる計算式の基となる地震データには、平均値から外れた「ばらつき」があるため、ばらつきの考慮や、式で求めた数値への上乗せを検討するべきだったのに、規制委はその要否すら検討せずに許可しており違法だと判断した。