山形県が同県最上町の最上小国川に建設したダムを巡り、反対派の住民らが県に工事費支出の差し止めなどを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は住民側の上告を退ける決定をした。5日付。住民敗訴の一、二審判決が確定した。

 最上小国川はアユ釣りで知られ、原告側はダムに土砂が堆積して生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるほか、河川改修の方が効果的だと主張。県が12年度に支出した費用の一部を、吉村美栄子知事に返還請求するよう求めた。

 一審山形地裁は昨年7月の判決で「アユの成育環境に重大な影響を及ぼすとはいえない」と指摘、訴えを退けた。二審仙台高裁も一審を支持した。