茨城県立中央病院(同県笠間市)は9日、昨年6月に患者の女性=当時(66)=が症状を見落として適切な処置を受けないまま多臓器不全で死亡する医療ミスがあったと発表した。県がミスを認めて謝罪し、遺族に慰謝料など計4300万円を支払うことで裁判外で和解することで合意。県は12月の定例議会に議案を提出する。

 遺族の代理人弁護士によると、女性は昨年5月、強い腹痛を訴えて同院を訪れ検査を受けたが、担当医が十二指腸に穴が開いているのを見落として適切な処置をせず、帰宅させた。帰宅後に痛みが強まり手術を受けたが、処置の遅れによる多臓器不全などのため、6月に死亡した。