伊藤忠商事は9日、九州電力の子会社などと連携し、水道がなくても使える水洗トイレの販売を本格的に始めたと発表した。汚物を微生物が水と二酸化炭素(CO2)に分解し、洗浄用水に再利用する仕組み。くみ取りも不要といい、大規模な自然災害時や、離島などの観光地での活用を見込む。

 売り出すのは九電グループのニシム電子工業(福岡市)が開発した「トワイレ」で、価格は2千万円程度を想定している。他に維持費がかかる。太陽光などでも動かすことができるほか、停電時も蓄電池で約70時間の運転が可能。

 2018年の西日本豪雨では岡山県倉敷市で使われるなど運用実績を積み重ねてきた。