小此木八郎防災担当相は9日、災害時の死者・行方不明者の氏名公表を巡り、公表する主体を法律に明記するよう求める全国知事会に対し「市町村や消防、警察などと考え方を整理してほしい。その上での話になるのではないか」と述べ、慎重な姿勢を示した。

 内閣府で小此木氏に知事会提言を手渡した黒岩祐治神奈川県知事が、会談後、記者団に明らかにした。

 知事会は、現行の災害対策基本法には氏名公表に関する規定がなく、知事が公表をためらう要因になっていると強調。公表により被災者の迅速な救助につながるなど公益性もあるとして、公表の主体や権限を同法に明記するよう求めている。