原発の使用済み核燃料を海外で再処理した後に出た高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の日本への返還を、日本原燃などが2021年度に再開する方向で調整に入ったことが9日、同社への取材で分かった。核のごみの貯蔵施設が今年8月に原子力規制委員会の審査に合格したためで、再開すれば5年ぶりとなる。

 政府は使用済み燃料を再処理し混合酸化物(MOX)燃料にして再利用する核燃料サイクル政策を掲げるが、国内では再処理工場が完成していないため、再処理を海外に委託してきた。

 同社によると、返還は英国での再処理分。同国には放射性物質をガラスで固めた核のごみが約380本残っている。