「世界で再び尊敬される国に」。米国がしばし忘れていた「品位」を取り戻そうとするかのように、融和と結束への決意を繰り返した。米大統領選で7日に勝利宣言を行った民主党のバイデン前副大統領(77)。落ち着きながらも力強い語り口に、分断と対立で疲弊した超大国を背負う覚悟がにじんだ。

 会場は地元の東部デラウェア州ウィルミントン。ダークスーツ姿のバイデン氏が小走りで壇上に現れると、車の中などで待ち構えていた支持者の歓声と祝福のクラクションが夜空に響き渡った。

 バイデン氏は「分断ではなく、融和を目指すことを誓う」「意見の異なる人を敵とみなすのはやめよう」と訴えた。