和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で8日、南紀勝浦温泉旅館組合による毎年恒例の「献湯祭」が営まれた。加盟旅館の関係者らが、朝一番に源泉からくみ上げた湯を神前に供えた。

 神職は祝詞で、自然の恵みに感謝するとともに、新型コロナウイルス感染症の早期終息を祈願した。副組合長の野口滋己さん(55)は、宿泊業界の発展を願う祭文を読み上げた。

 同組合には那智勝浦町など2町の10施設が加盟。今年はコロナの影響で宿泊客数が大幅に減ったが、政府の観光支援事業「Go To トラベル」や自治体の支援で8月ごろから客足が戻り始め、10月はほぼ前年並みだったという。