愛知県岡崎市の中根康浩市長が、新型コロナウイルス対策として全市民へ一律5万円を給付する事業を断念する方向で検討していることが7日、分かった。中根氏は10月の市長選で一律給付を公約に掲げて初当選し、臨時市議会に補正予算案を提出したものの、市議会内で否定的な意見が多く、可決の見通しが立たないと判断した。

 中根氏は7日、共同通信の取材に「市長は独裁者ではない。意見を聴いて必要なら政策を変えるのが民主主義の常道だ」と述べた。9日に予定される採決を前に補正予算案を撤回し、給付対象を低所得者らに絞る方向で事業を再検討する。