東京電力福島第1原発事故の避難者が暮らす福島県いわき市の復興公営住宅「北好間団地」近くの道路上で、「紅葉する草」として知られるコキアが赤く色づいている。アスファルトの上に堆積した泥を養分にして成長した“ど根性”ぶりに、避難者らは原発事故で一変した自身の人生を重ねて見守っている。

 コキアは丸くもこもことした形が特徴の一年草。団地の住民によると、敷地内の花壇で栽培していたコキアの種が昨年10月の台風19号による川の氾濫で流され、道路上で根付いたとみられる。