野党は6日、日本学術会議の会員任命拒否に関し、政府と学術会議の間で人事の事前協議がなかったのが理由とする菅義偉首相の国会答弁を巡り、組織の独立性を侵害する違法行為だとして反発を強めた。政府は「何ら問題はない」(加藤勝信官房長官)と主張。6日の参院予算委員会は理事会が紛糾し、開会が約20分遅れた。野党は任命拒否に関与した杉田和博官房副長官の招致を重ねて求めたが、与党は拒んだ。

 首相は5日の予算委で、以前は正式な推薦名簿の提出前に学術会議と内閣府の間で調整があったと説明。「今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」と説明した。