佐賀市の東よか干潟に群生する「シチメンソウ」が、原因不明の立ち枯れを乗り越えて3年ぶりに復活した。地元住民の懸命の努力で、赤色のじゅうたんを広げたかのように色づいた「海の紅葉」が見頃を迎えている。

 シチメンソウは、環境省が絶滅危惧種に指定する希少な塩生植物。国内では有明海沿岸でのみ群生する。1987年に昭和天皇が視察に訪れたのをきっかけに、保全活動が活発化した。

 立ち枯れが発生したのは2018年。市は排水をよくするなどの対策を講じ、住民は漂着物拾いなどをしながら復活を祈った。今秋無事に色づき、干潟に赤色が帰ってきた。