昨年11月に行われた皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」などに、京都府の西脇隆俊知事らが公務として参列したのは憲法の政教分離の原則に違反するとして、府民らが4日、府が支払った公費約39万円の返還を知事に求め京都地裁に提訴した。

 訴状によると、昨年9~11月、西脇知事らは京都府南丹市での「斎田抜穂の儀」や、大嘗宮の儀に参列、給与や旅費は公費で支払われた。原告側は「知事ら地方公務員が宗教儀式に関与し、公金を支出することは明らかに政教分離に反する」と主張している。

 原告らは今年8月、同様の趣旨で住民監査請求したが、10月に棄却された。