漫画家手塚治虫さんが少年期から約20年間暮らした兵庫県宝塚市で開催する市民映画祭で3日、手塚作品の「ばるぼら」を映画化した作品が上映された。監督を務めた治虫さんの長男、真さん(59)が舞台あいさつし「宝塚は父が漫画を書き始めた大事な場所で日本の漫画のルーツ。特別な思いです」と観客に語り掛けた。

 作品は人気小説家が偶然出会った「ばるぼら」という自堕落な生活をする謎の少女に翻弄されるストーリー。原作は狂気に彩られた大人向けの世界観で、手塚作品の中でも異色作とされる。映画では稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんが主演を務めた。