昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員河井案里被告(47)は20日、東京地裁であった検察側の被告人質問で、広島県議らへの現金供与は「個人的な寄付」と説明した。検察側が、収支の公開が必要な政治資金として処理しなかった理由を問うと「深い考えはない」と述べた。

 政治団体の収入と支出、保有資産は政治資金収支報告書での公開が義務付けられている。検察側は、案里議員が現金供与の違法性を認識していたため、政治資金として扱わなかったとみている。