鳥取県倉吉市教育委員会は2日、同市の中尾遺跡で弥生時代中期(約2100年前)の竪穴住居跡から国内最大の鉄矛(長さ54・3センチ)のほか、板状鉄斧(同27・5センチ)、鋳造鉄斧(同11センチ)が出土したと発表した。

 住居跡は焼けていたが、板状鉄斧は床面に突き刺さっていた。鉄矛も刺さっていた可能性があり、担当者は「当時、鉄製品は貴重で、火災なら後で回収したはず。住居廃絶に伴う祭祀に使われた可能性がある」と話している。

 鉄矛は韓国南部の茶戸里遺跡で出土した鉄矛(長さ約59センチ)と形状が似ており、板状鉄斧も朝鮮半島、鋳造鉄斧は中国で作られたとみられるという。