杏林大(東京都三鷹市)の総合政策学部の40代女性准教授が、出典を示さずに企業ホームページにあった文章を論文に引用するなどの研究不正をしたとして、諭旨退職の懲戒処分となっていたことが2日、大学への取材で分かった。処分は3月11日付。

 杏林大によると、准教授は開発経済学が専門。昨年3月発行の紀要に載った多国籍企業による途上国支援をテーマにした英語論文で、海外の銀行がホームページに載せた沿革の文章を流用した。未発表の別の論文でも、他の研究者の論文を不正に引用した。

 昨年9月に内部告発があり、調査委員会を設置。今年1月に不正を認定した。