7月の豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策に関し、蒲島郁夫知事は2日、支流・川辺川のダム計画上の水没予定地がある五木村で、住民や関係団体の意見を聞く会合を開いた。出席者からは「今更の建設には疑問を感じる」などと、豪雨後にダム議論が再燃したことに戸惑う声が目立った。

 ほかにも住民からは「村はダムに翻弄されている。振興策を示してほしい」との要望も出た。

 国は1966年、流域で相次いだ水害を受けダム計画を発表。五木村は当初反対したが、代わりの住宅地整備や振興策などと引き換えに建設に同意した。国は2009年に建設計画の中止方針を決定した。