三重大病院(津市)の男性元准教授(48)=懲戒解雇=が、実際には使っていない薬剤を患者に投与したかのようにカルテを改ざんしたとされる事件で、公電磁的記録不正作出・同供用の疑いで捜査している津地検が、薬剤を製造・販売する小野薬品工業(大阪)を関係先として家宅捜索していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 大学設置の第三者委員会は、教授だった男性(54)=退職=が小野薬品から多額の寄付金を得るため元准教授に薬剤「ランジオロール塩酸塩」を積極的に使うよう指示したと認定。地検は小野薬品側の認識を確認する必要があると判断したとみられる。