気象庁は17日、南極上空でオゾンの量が極端に少なくなる現象「オゾンホール」について、今年の最大面積は9月20日に観測された2460万平方キロだったと発表した。南極大陸の約1・8倍に相当するが、長期的には縮小傾向が続いている。

 気象庁によると、オゾンホールは例年と同様、冬の終わりに当たる8月中旬に現れた。今年は南極上空で低温域が広い状態が続き、オゾン層の破壊を促す特殊な雲「極域成層圏雲」が発達。その影響でホールの拡大が長く続いた。

 オゾン層は有害な紫外線を吸収し、人の健康や生態系を保護するほか、成層圏の大気を暖めることで気候形成にも大きく影響している。