昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(57)の公判は16日午後も東京地裁で続いた。弁護側が16日付で、後援会関係者32人の捜査段階の調書を証拠として調べることに同意し、検察側は、元法相の後援会幹部ら4人が「投票依頼の趣旨で元法相から現金をもらった」とする調書を法廷で朗読した。

 調書朗読により証人尋問の必要はなくなるが、弁護側は内容の信用性を争うとしている。元法相が「東京地裁で尋問を受けてもらうのは忍びない」との意向を示したことから同意したという。検察側は順次、調書を朗読していく。